その人には他にも、自分が考えた物語のキャラデザをしてくれるお絵描きマシーンみたいに扱われたことがあった。
嫌われたくなくて断れなかった自分も自分だけど、パートナーに頻繁に無償で絵を描かせて何とも思わない相手も相当にヤバだろと思う。
そんで結局いつも物語が完成する前に飽きて他の物語を作り始めるし……おれの頑張りは何だったの。
その人から与えてもらったものもいろいろあるけど、最終的に残ったのは「女性なら女性である自分のことを理解してくれるだろう」という思い込みを粉微塵にしてくれたことへの感謝だな……