特に何かを成し遂げずとも、生存そのものが抵抗。すべての人命は尊重されるべし。おれも心からそう思う。ただし、自分を除くすべての人間に対して。そこに自分自身も含まれていると実感できる瞬間が、残念ながら欠片たりともない。
どうしてそう思うのかと訊かれても、人間社会が数十年の月日をかけて丁寧に丁寧にそう思うように刷り込んできた「成果」である、としか説明のしようがない。
どうしてそう思うのかと訊かれても、人間社会が数十年の月日をかけて丁寧に丁寧にそう思うように刷り込んできた「成果」である、としか説明のしようがない。